チョコっとラブ♪

1月行く 2月逃げる 3月去る・・・と言われるように、日が経つのが早く感じる今日この頃。街中がバレンタインのチョコレートで溢れていたのも、あっという間に終わってしまいました。女性の皆様、大切な方にチョコレートを渡せましたか?
今回は、バレンタインにちなんで「恋愛」をテーマにいくつか図書館資料をお勧めしたいと思います。


■請求記号LD891 「尼僧の恋」
1854年シチリアを舞台に、見習い修道女マリアの禁じられた愛と信仰の狭間の葛藤を描かれ、最後に彼女が選んだものとは・・・?純愛とは何か・・・?  映画「ロミオとジュリエット」で有名な巨匠ゼッフィレッリ監督の描く美しい映像、そして美しい音楽とともに、アンジェラ・ベティスの演ずる可憐で清楚な修道女マリアに心打たれる映画です。






■請求記号Video474  「シェルブールの雨傘

1964年公開のフランス映画。互いに愛し合っていた傘屋の少女と修理工の若者が、戦争に引き裂かれ別々の人生を歩くまでを描くミュージカルです。

この映画の全ての台詞にはメロディがついていて、語りは一切ありません。
しかし、穏やかなメロディでまるで語るように歌われているので、美しいフランス語の響きを堪能することができます。

衣装や全体の色使いも美しく、フランス映画らしくとてもアーティスティックな作品です。





■請求記号LD772 「ひまわり」
同じく戦争に翻弄され引き離された夫婦の話です。こちらは1970年公開のイタリア映画です。
第二次世界大戦中、ロシア戦線へ送られたアントニオ。戦争が終わっても帰還しないアントニオの生存を信じ、ロシアへ捜しに行くことを決心した妻のジョバンナ。そして、ロシアで再会した二人ですが・・・
ソフィア・ローレンマルチェロ・マストロヤンニのイタリア2大スターによる名作中の名作です。



同じテーマの2作品ですが、フランスとイタリアの色彩感の違いを見比べてみるのも面白いかもしれません。


つづいては、書籍。


◆請求記号280/3/ 「ラヴレターを読む」
音楽、文豪、画家、哲学者、皇后、様々な17人が書いた、ラヴレターという名の手紙。
その送られた人との関係も、恋人同士だけでなく、夫婦やかなわぬ恋。更には生徒から先生へ…
この本に掲載された手紙は様々な愛の形を語っています。


手紙だけ読むと少し怖くなるような手紙もありますが、各人物ごとに人物についての解説や写真が載っているので大変読みやすい書籍です。
本学教授の青柳いづみこ先生も、ドビュッシーの手紙について解説されています。


書き手の想いが生き生きとあふれる手紙を読んでいると…
たまには手紙を書いてみようかな。と心動かされるかもしれませんよ。





いかがでしたか?
愛のあるところに、芸術は生まれます。音楽にもなくてはならないテーマですね。
図書館でも沢山の愛に出会って、豊かな音楽を生み出していってください。



Y.S&H.K