とても役立つのに、在学中は知りませんでした・・・

 これ、なんだかご存知ですか?


 「ニューグローヴ世界音楽大事典」という、音楽辞典です。音楽に関する事柄に限って全23巻、総項目数約2万3600項目にわたり詳細に解説されており、日本語で読むことのできる音楽事典としては最も大きな音楽事典です。音楽学、作曲を専攻されている学生の方などはよく利用されていると思いますが、器楽専攻、声楽専攻の方はご存知ない方のほうが多いかもしれません。

 その情報量は膨大で、たとえばバッハという項目は82ページ(!)にもわたっています。調べたい事柄があるとき、それに関する書籍を探していただくのはもちろんなのですが、ぜひニューグローヴ世界音楽大辞典も開いてみてください。


 真っ黒で目立ちにくいのですが、、、
 C号館・図書館ですとこちら


 D号館・試聴室受付カウンターですとこちら


 に置いています。



 また、今回の記事の作成にあたって、図書館の検索システム「OCM-OPAC」のデータを作成している職員に活用方法を教えてもらいました。


 日本語版の「参考文献」という別巻に、各項目を作成する際に参考にされた書籍や論文が個別にまとめられているのですが、その数がすごいんです。日本の書籍もたくさん載っていますので、何を読めばいいか迷ったときに便利です。



 もうひとつ、ニューグローヴ世界音楽大辞典に関してお知らせがあります。

 英語版になるのですが、「Oxford Scholarship Online(各分野の学術書の検索サービス)」と「Oxford Bibliographies Online(文献検索サービス)」というオンラインサービスとともにニューグローヴ世界音楽大辞典のオンライン検索サービスを試験的に運用しております。期間は2012年5月8日までです。知りたい項目を瞬時に探し出せるこのサービスを、忙しい学生の方に役立てていただければ、と思います。

 ポータルシステム(学内専用)の「外部データベース」ページから使うことができます。


keisuke