経営学でも啓発本でもなく・・・

 大阪音楽大学付属図書館では、楽譜や音楽に関する書籍だけでなく、話題の書籍も続々配架しております。新刊コーナーをチェックしてくださっていますでしょうか?


 今回ご紹介致しますのは、2つの企業にまつわる書籍です。


 1冊(上下巻組み)は去年、米Amazon売り上げランキング1位をはじめ世界各国でトップセラーとなった「スティーブ・ジョブズI/II」。日本では、年末のわずか2ヶ月で100万部を突破し、2012年を迎えた現在も売り上げランキングの上位にあるほど注目を集めています。



請求記号
289.3/37/1 スティーブ・ジョブズI
289.3/37/2 スティーブ・ジョブズII


 もう1冊は、「さよなら!僕らのソニー」。ソニーファンである筆者によるソニー関係者へのインタビュー・考察による、創業から今までを追ったノンフィクションです。



請求記号
BS/832/ さよなら!僕らのソニー


 スティーブ・ジョブズはパーソナルコンピュータを最初に普及させた人物で、その後数々の製品を世に送り出してきました。最近ではアップル社の携帯型音楽プレイヤー「iPod」の生みの親として、コンピュータにあまり詳しくない方でも名前を聞いたことがあるかもしれません。一方のソニーは日本ではじめてトランジスタラジオを生産し、その品質の高さでソニーの名を世界中に轟かせました。近年ではAV機器にとどまらず映画会社・音楽会社も傘下におさめる巨大企業です。しかし書籍のタイトル「さよなら!...」からは不穏な空気が漂っています。


 なぜスティーブ・ジョブズはここまで注目を集めるのか。なぜソニーは「さよなら!...」という挑発的なタイトルを付けられるまでに至ってしまったのか。興味を持たれた方は是非読んでみてください。


keisuke