「考える料理」

皆さん、こんにちは。
毎日厳しい寒さが続いておりますが、体調の方はいかがでしょうか。
こんな日々が続くと、温かい料理を食べて、ほっこりしながらエネルギーを蓄えたいものですね。
そこで今月のお勧め資料のもう一つのテーマは「料理」です。
大学の図書館で料理の本なんてあるの?と思いがちですが、あります!

一冊目は、雑誌『考える人』2011年秋号です。特集は「考える料理」です。


   
*この雑誌はバックナンバーですので、カウンターにて申し出てください。



この雑誌は、モノや情報が溢れる中で、もう一度自分で考える力を取り戻し、シンプルに生きてみよう、というメッセージを出している雑誌です。(今回の特集以外にも興味深いテーマや文章がたくさんあります。バックナンバーもありますので、ぜひどうぞ。)

「好奇心旺盛な人にとって、料理は本当にワクワクする体験です。食材が組み合わさり、一つのごちそうになっていくエキサイティングな体験もさることながら、鍋のコトコト鳴る音、いい匂い、盛り付け、味覚と舌触りというように、五感にうったえてくる、そのプロセスが面白くないはずがありません。そこで、料理好きにも、食べるのが専門の人にも、日々の食卓を味わい深くしてもらおうと、「考える人」ならではの料理特集をご用意しました。」(『考える人』2011年秋号、13ページ)

今回のテーマについては上のように書いてありました。
料理の作り方はもちろんながら、食材や食文化の背景など様々な話が盛り込まれており、「読む料理本」として読み応えのある一冊です。




そして、その他にもあります。本学で購入している文春新書シリーズからこんな二冊が出ています。

(左)『辰巳芳子 スープの手ほどき 和の部』(請求記号 BS/790/)
(右)『辰巳芳子 スープの手ほどき 洋の部』(請求記号 BS/795/)


洋の部の内容紹介には、「スープは今世紀を生き抜く最高の手段。誰にもつくりやすく、離乳食から介護まで、人生に必要なすべてを兼ね備える。」と書かれてあります。
スープから毎日しっかりと栄養を取ることができそうです。


そして最後の一冊。
『チーズ図鑑』(請求記号BS/182)。こちらも文春新書シリーズです。
料理本ではなく、食材図鑑ですが、見た目が似ていて、一見区別がつかないチーズから、面白いチーズまで、豊富に掲載されていて、読んでいて飽きません。チーズ好きの方は一度目を通してみてください。おすすめです。



その他、食文化とその背景に関する本や作曲家と食に関する本など様々な本があります。
図書館には皆さんが思っている以上に多様な本があると思います。どんな本があるのか、閲覧室をじっくり歩いてみたり、検索をいつもと異なる方法で行ったりしてみてください。


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