あつい夏、あつい本
うだるような「暑い」夏日が続いておりますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
ロンドン・オリンピックではアスリート達が連日「熱い」ゲームを繰り広げております。
そういうことで今回は、7月に配架した新着図書の中から夏休みに読み応えのある、
少し「厚い」本を中心にご紹介いたします!
内容も厚い(深い?)哲学的なものを選びました。
■311.1/3/これからの「正義」の話をしよう / マイケル・サンデル
テレビなどであまりにも有名になりました。
政治哲学者の著者がハーバード大学で担当する超人気講義「正義」を元に書かれた全米ベスト・セラー書。
■767.4/56/合唱の思考 : 柴田南雄の試み / 永原恵三
作曲家・柴田南雄の生涯と思考を、合唱を軸に読み解いていきます。
合唱の空間に「住まう」という思索や音楽をすることへの問いなど、内容は多分に哲学的刺激に富んでいます。
■761.1/6/音楽と人間と宇宙 : 世界の共鳴を科学する / エレナ・マネス
タイトルは非常にスケールが大きいですが、最近は音楽と宇宙を題材にした本がよく見受けられます。
(そもそも、音楽はリベラル・アーツの中では数学や天文学と等しく扱われていた科目でもありました。)
表題の三者がいかに根源的に繋がって相互に共鳴しているか、
脳科学や神経科学、最新の物理理論を用いながら検証していきます。
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こうしてみると、白地に黒くはっきりとタイトルが書かれた表紙が多く、
力強く深い意志のようなものを感じなくも無いですね。
暑くて何も動けない時には、夏の夜空を見上げながら思索にふけり、
内側にある創造の泉の音に心の耳を傾けるのも良いかもしれませんね。
park